大和高田市議会 2017-03-01
平成29年3月定例会(第1号) 本文
また、昨年「女性の
職業生活における活躍の推進に関する法律」が施行され、本市においても
女性職員の活躍の推進に関する
特定事業主行動計画を策定しており、
平成32年度までの目標である、「
女性職員の
管理職の
登用割合30パーセント以上」や「
男性職員の
育児参加の促進」、「
指導的地位への
女性職員の
人材育成」などについて、
取り組みを進めてまいります。
本市の
情報発信・
PR手段として、
市ホームページ、
広報誌「やまとたかだ」の充実に取り組んでいます。
記事制作・掲載にあたり、「
障害者差別解消法」・「奈良県障害のある人もない人もともに暮らしやすい
社会づくり条例」の施行に伴い、
広報誌の
音声情報の掲載、
FAX番号の掲載、読みやすいとされているUD(
ユニバーサルデザイン)フォントの利用などに
取り組み、今後も多くの情報を、より広く発信していきたいと考えています。
情報管理といたしましては、
システムの
オープン化を始め、パスワードと顔による2
要素認証の導入、奈良県
自治体情報セキュリティクラウドとの連携など、
システムの
環境面での
最適化が、3月末をもって一定完了いたします。
平成29年度は、
システムの運用にとどまらず、
多言語音声翻訳アプリや聴覚障がい者との
コミュニケーション支援アプリを使った
窓口対応端末の利用を開始して、
市民サービス向上にも取り組んでまいります。
「
大和高田市
消費生活センター」は、
市民から寄せられる
悪質商法や
商品事故に対して、
問題解決の助言や
情報提供を行う
相談事業を行っています。これからも、このような被害を未然に防止するため、「
地方消費者行政推進交付金」等を活用し、さまざまな機会に、地域・
各種団体での
出前講座や
啓発事業などを行い、
センターの充実に努めます。
国際交流への
取り組みにつきましては、
姉妹都市のオーストラリア・リズモー市では、昨年秋新しく
スミス市長が就任され、両市とも、今後もさらに交流を深めることを確認し合いました。
大和高田・
リズモー都市友好協会とともに、両市と両国の友好の発展と充実に努めてまいります。
また、さらなる
国際交流につきましても、
情報収集などに努め、積極的に展開してまいります。
2、心豊かな、
市民・
教育・福祉についてであります。
最初に、
教育についてでございます。
平成27年度に、
地方教育行政法の施行により設置いたしました「
総合教育会議」において、「
大和高田市
教育大綱」を策定いたしました。
大綱では、
基本理念を「一人ひとりが輝き未来にはばたく
大和高田市の
人づくり」と位置づけ、「未来を担う
子どもたちの健やかな成長をめざした
教育・保育の充実」など、6つの
基本目標のもとに、
学校教育、生涯学習、文化の振興などに取り組んでおります。
これからも、
教育委員会と
総合教育会議が、協議及び調整を重ねることにより、市と
教育政策の方向性を共有し、一致して
教育行政の執行にあたってまいります。
学校教育では、個々の教員の指導力向上のため、市内3中学校区において、各小学校及び中学校の教員が相互に授業を見学し、その授業についての意見交流を重ねる
取り組みを推進しております。授業について議論することで、より質の高い
教育を創造することに繋がっております。
また、英語
教育におきましては、市立の全てのこども園・幼稚園から、小学校、中学校及び高田商業高等学校に、外国人講師3人を年間延べ540日間派遣することで、児童・生徒の発達段階に応じて、言語だけでなく外国の文化も学ぶことができ、授業以外の学校生活においても、積極的に英語を使おうとする
子どもたちの姿が見受けられるようになりました。
今後は、
平成32年度から正式に教科となる小学校の英語
教育に向け、教員の指導力向上のための研修をさらに充実させ、児童生徒の「確かな英語力」の定着に努めてまいります。
さらに、小学校では算数、中学校では数学・英語の2教科の指導に「デジタル教科書」を活用することで、学習内容の理解を助け、学力の向上に繋げております。
次に、市立高田商業高等学校についてでございます。
同校は、皆様すでにご承知のとおり、「第89回
選抜高等学校野球大会」への出場を果たすことができました。これも、高等
学校教育での大きな成果であると思っています。
今後も、生徒の個性を伸ばし、深い情操と高い教養を持つ、人間性豊かな生徒の育成、確かな学力の向上を目標に、引き続き「ビジネスマナーの習得」、「上級資格の取得」、「部活動の充実」を基本方針とし、生徒の人間形成を図るとともに、さらなるICT機器の整備を図ることにより、進学や就職にも対応できる
教育カリキュラムの充実に努め、社会に通用する人材の育成、特色ある学校づくりに努めてまいります。
中学校給食につきましては、計画通り6月からの開始を目指し、現在、ハード、ソフト面での最終準備に努め万全を期しているところであります。
新たに、管理栄養士を、
教育委員会事務局に1名、並びに、3中学校に各1名、計4名配置をして、栄養価の高い学校給食を、勉学、部活動に打ち込んでいる本市の未来を担う生徒の皆さんに提供するとともに、これを契機に「食育」についてもより推進してまいりたいと考えております。
児童ホームは、昨年6月に浮孔児童ホームの新築工事が完成し、新しい施設での運営を開始いたしました。今後もすべての児童ホームで、留守家庭の児童が安心して放課後等の時間を過ごせるよう、さらなる充実に努めます。
不登校などの、学校不適応の児童、生徒につきましては、学校と充分な連携をとりながら、適応指導教室「かたらい教室」において、引き続き、
子どもたちの学校復帰への支援を図ってまいります。
生涯学習につきましては、
市民ニーズの変化にあわせ、中央公民館をはじめ各施設での講座や教室、催しの充実に努めるとともに、図書館におきましても、
指定管理者のノウハウと市の思いを充分に生かし、ビブリオバトルやブックラリーなど様々な工夫を凝らした新しい事業を今後も展開してまいります。
また、文化財ボランティアガイドの活動を支援し、歴史を生かす
まちづくりの推進に努めます。
市民文化の振興につきましては、奈良県において「第32回国民文化祭・なら2017」が開催されることから、さ
ざんかホールにおいても、「合唱の祭典」を開催するとともに、本市の歴史や文化の再発見、
情報発信に取り組んでまいります。
体育振興につきましては、2020年(
平成32年)の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、各種スポーツ競技大会開催の推進により、年齢に関係なく、障がいのある人もない人も全ての
市民が、スポーツを楽しむ機会の充実をはかり、スポーツ参画人口の拡大に努めるとともに、施設の整備にも
取り組みます。
さらに、
教育施設の整備の一環として、市立の幼稚園、小学校、中学校並びに高田商業高等学校において、また、公民館、図書館、文化会館についても、
平成29年度からの3か年計画で、トイレの洋式化率50パーセント以上を目標にして、整備を進めてまいりたいと考えております。
次に、子育てしやすい
まちづくりの
取り組みについてであります。
安心して子育てができる環境づくりのため、
平成29年度より、「
こども食堂」を運営され、
子ども達に食事の提供されているボランティア活動への支援に
取り組みますとともに、今後もさらに、そのあり方について検討してまいります。
また、「地域子育て支援拠点事業」や
市民交流センター(
コスモスプラザ)での「親と子のすこやか広場事業」において、相談員、子育て支援員による育児相談や、子育て情報の提供など、安心して子育てができるよう施策の充実に努めるとともに、今後も引き続き、児童虐待のない子育てしやすい街づくりをめざしてまいります。
さらに、
子ども・子育て支援新制度に基づき、障害児保育事業、一時預かり保育事業、家庭支援推進保育事業、延長保育事業及び
市民交流センターにおける託児事業など、就学前の
子ども達への
教育・保育
サービスの充実を図り、
子どもの育みへの支援にも努めるとともに、施設の整備として3か年計画で、保育所の空調設備の更新を行ってまいります。
保健、医療、福祉についてであります。
健康寿命の延伸を目指し、食生活や運動など生活習慣の改善を目標に、「第2次元気はつらつ
大和高田21」計画にもとづき、健康づくり推進
協議会、食生活改善推進員
協議会および運動普及推進員
協議会と協働のもと健康づくりを推進してまいります。
予防接種においては、昨年秋より、新しく定期接種化されたB型肝炎予防接種を実施するとともに、引き続き、子宮がん・乳がん検診の無料クーポン券の配布を行ないます。
なお、胃がん検診については、従来からの胃レントゲン検査に加え、新たに50歳以上の方を対象に胃内視鏡検査の導入を図り、さらなるがんの早期発見・治療に結びつくよう、積極的に
取り組みます。
また、妊産婦の相談体制の充実と
子どもの健やかな発達・成長を支援するため、保健
センター内を一部リニューアルし、新たに相談室・授乳室を設置するとともに、トイレについても一部乳幼児用に改修をおこない、妊産婦と乳幼児にとって、さらに快適な施設を目指します。
市立病院についてでございます。
大和高田市立病院は、「
市民から愛され、信頼される病院」を
基本理念に、中和地域の中核病院として地域に必要な医療の提供に努めています。
しかしながら、病院経営を取り巻く環境は、医師不足など依然として厳しい状況にあります。
平成27年度決算は7年ぶりに医業収支が赤字決算となりました。現在、院内で「救急診療に関するプロジェクト会議」や「患者の投書に対する改善のためのプロジェクト会議」など、様々なプロジェクト会議を立ち上げ、医師・看護師・検査技師及び事務局職員が一丸となり経営改善に取り組んでいるところです。
平成29年度は、さらに経営の
効率化を図るとともに、救急・周産期・小児・がん医療などの市立病院が担うべき医療にもしっかりと対応できるよう、「乳房X線診断装置」や「光干渉断層計」など、医療機器の整備や慢性的な医師不足を解消すべく、引き続き県や関連大学を通して医師の確保を図るなど体制の整備に努めてまいります。
また、地域の医療機関との連携を深める「病病連携」や地域の診療所や医院と連携を深める「病診連携」などの
取り組みを充実させ、地域医療の充実を図ってまいります。
さらに、在宅では困難な検査やケアなどを提供する、短期入院型の「メディカルショートステイ」など、在宅医療への支援の強化にも努めます。
地域医療の要として、より良質な医療を提供することができるよう、病院事業のさらなる充実を図ってまいります。
地域包括ケア
システムの構築については、
平成29年度が「
高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画」の最終年度となります。この中で最も大きな介護保険制度の改革を受け、「介護予防・総合支援事業」を4月より全面実施し、円滑に事業が推進できるにように努めてまいります。
要支援者や虚弱者を対象とする通所型
サービスや訪問型
サービスについては、利用者の自立支援や介護予防を実現し、可能な限り住み慣れた地域で暮らしていただける施策を展開してまいります。
また、在宅医療・介護連携や生活支援体制整備とともに、認知症
高齢者や一人暮らしの
高齢者の見守り体制を整えながら、地域ケア会議や各種協議体、
市民団体との意見交換を通し、「
高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画」を策定したいと考えております。
障害者福祉につきましては、
平成29年度におきましても、引き続き、障害のある人への介護支援や、就労訓練支援、並びに、障害のある
子どもに対し、集団生活に適応するための「放課後デイ
サービス事業」などに努めてまいります。
また、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に基づき、「第5期障害福祉計画」の策定を予定しており、本計画を軸に、より一層の障害者福祉の向上に
取り組みます。
最終的なセーフティーネットであります生活
保護につきましては、引き続き、適正な
保護行政に取り組んでまいります。
生活困窮者自立支援法に基づく、生活困窮者の自立支援につきましても、就労支援や住宅支援のさらなる充実を図り、あらゆる相談に対応できるよう努めてまいります。
国民健康保険事業においては、特定健康診査・特定保健指導をはじめとする保健事業や生活習慣病の予防事業などを引き続き実施し、後発医薬品の使用促進、医薬品の適正使用に
取り組み医療費の適正化に努めます。
また、
平成30年の、国保の県単位化に向けては、市町村事務の共同化、県・市町村の役割分担などの協議を進め、将来にわたり安定した国保運営ができるよう取り組んでまいります。
後期
高齢者医療保険制度においても、県広域連合と連携し、適切な運営に努めます。
福祉医療事業については、昨年8月から小学生・中学生への医療費助成制度を、入院医療費分の助成に加え、通院医療費分も助成対象に拡大して、さらなる子育て家庭への支援を図っております。
人権施策としましては、一人ひとりが人権を尊重する意識を持ち、自分の人権だけでなく、他人の人権をも思いやる
まちづくりのため、あらゆる機会を捉えて積極的な
教育推進、
市民集会等の開催など啓発推進活動を進めてまいります。
また、新たに策定しました「第3次
大和高田市男女共同参画計画」に基づき、男性も女性もあらゆる分野で活躍できるよう、男女共同参画社会のさらなる進展に向けて、取り組んでまいります。
3、元気とにぎわいの
まちづくりについてであります。
国と地方が全力をあげて取り組んでいる地方創生については、
平成27年10月に策定しました「
大和高田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げる4つの
基本目標を実現するための取組を実践し、
大和高田市の魅力をしっかりと次の世代につなげることができるよう全力を尽くしてまいります。
平成29年度においては、地方創生事業の一環として、結婚希望者への婚活支援策として、イベントを開催し、若者の出会いの場の創出を図ってまいります。
また、
平成28年度の地方創生交付金事業を活用して葛城地域4市1町で製作しました映画「天使のいる図書館」が、2月から、順次全国公開されております。
平成29年度においても、この映画を最大限活用し、葛城地域の良さとともに、
大和高田市を広くPRしてまいります。
3年連続で元気ウィークの期間中に開催しました、「未来は元気フェスティバル~みくちゃんのおともだち大集合IN
大和高田」は、昨年はじめて2日間開催し、多くの
市民はじめ県外からも大勢の人々にお越しいただきました。
このイベントも、地方創生の趣旨にのっとり、
大和高田市に新しい人の流れを作るとともに、本市の魅力を全国に発信し、未来の
大和高田市が元気であるようにとの願いを込めて開催しているものであります。今後もさらに多くの人に
大和高田市にお越しいただけるよう、イベントの充実を図りながら継続的に取り組んでまいります。
昨年4月にオープンいたしました「
市民交流センター(
コスモスプラザ)」は、
市民交流や活動等の機能を広く
市民に知っていただき、利用を促進するために各種イベントや広報などに取り組んでおります。その
取り組みの充実を図るために、有識者や外部専門家などによる施設の効果的な活用を検討する会議や市制70周年事業との併催によるイベントの開催、さらに、ボランティア育成などに取り組んでまいりたいと考えております。
商工業の振興につきましては、中小企業及び新たに創業される方へ融資制度の活用による経営の安定化を支援してまいります。
さらに、本市経済の
活性化及び
市民の生活基盤の向上を図るため、市内に商業施設又は工業等施設を設置された事業者に対して、奨励金を交付する事業を引き続いて実施をいたします。
農業振興につきましては、新規就農者や意欲のある担い手農家への農地の集積に努めてまいります。また、本市の特産野菜5品目である、キクナ、コマツナ、シロナ、ホウレンソウ、ネギのブランド化をさらに推進し、販路拡大による農業経営の安定化に努めます。
耕地事業におきましては、災害防止や安定的な農業用水の確保のため、井堰やため池の調査点検や改修工事を行ってまいります。
次に、都市基盤の整備についてであります。
平成28年度から3か年をかけて、「立地適正化計画」を策定しておりますが、
平成29年度は、都市機能誘導区域と居住誘導区域について検討します。
この計画は、27年度に奈良県と締結しました「
まちづくりに関する包括協定」の対象地区である「近鉄
大和高田駅・JR高田駅周辺地区」などの今後の
まちづくりを検討する際にも活用してまいります。
市内幹線
道路網の整備といたしましては、都市計画道路であります「本郷大中線」の早期開通、並びに「
大和高田当麻線」の事業進捗を目指して、引き続き事業を推進してまいります。
また、社会基盤の維持・更新として、道路舗装の修繕工事及び橋りょうの定期点検を実施し、長寿命化計画に基づき、順次補修工事を行い、安心安全の確保に努めるとともに、道路改良や排水路などの整備につきましても、さらに計画的に進めてまいります。
昨年4月1日より、ルートの再編を行い、運行しております「きぼう号」につきまして、この度、
市民の方々を対象にアンケート調査を実施いたしました。この結果を分析・検証し、今後の運行形態について充分検討を重ねてまいりたいと考えております。
平成29年度におきましては、ルートの結節点であります
市民交流センターの開館日に合わせ、第2、第4等の月曜日の運行を開始します。
さらに、一人でも多くの
市民の皆様のご利用を促すべく、しっかりと広報・PR等周知に努めてまいります。
次に、水道事業についてであります。
平成29年度におきましては、配水管整備事業を市内61箇所で計画しており、老朽管の更新事業を推進してまいりますとともに、災害発生時においても安定した給水が確保できるよう、基幹的な管路につきましては、今後、全てを耐震管に変更して耐震性の向上を目指してまいります。
今後も、老朽管更新事業や耐震化事業を計画的に実施し、
市民のライフラインを確保するため、各配水場施設においても整備、改修を行い、安定した水道水の供給に努めてまいります。
下水道事業につきましては、
平成29年度より公営企業への移行いたします。民間企業と同様の財務諸表を作成することにより、的確な費用の把握や財政マネジメントの向上が図られ、経営、資産等を正確に把握することが可能になりますので、公営企業化したメリットを最大限に活かして、事業運営を行ってまいります。
また、未整備地区の早期完成をめざして事業の推進を図り、水質保全、生活環境の改善、普及率の向上にも努めてまいります。
4、安心・安全の美しい
まちづくりについてであります。
安全な
市民生活実現のため、市内8校区の通学路におきまして、順次、道路のカラー舗装化等最適な交通安全対策を講じてまいります。
また、通学路の防犯カメラの設置につきましては、
平成28年度は、市内2校区において設置の運びであり、引き続き、
平成29年度においても、新たに2校区の通学路の拠点に設置する予定にしておりまして、安心・安全な通学路対策を図ってまいります。
市内防犯灯のLED化事業としましては、
平成28年度に実施した市内全域における実態調査結果を踏まえ、順次、LED防犯灯に切り替える等の対策を行う自治会等に対し、一定の
補助金を交付してまいります。
ごみ処理対策事業としましては、さらなるゴミの減量や循環型社会の構築に取り組んでいくとともに、クリーン
センターにおきましては、山辺・県北西部広域環境衛生組合によるゴミ共同処理化に伴う施設整備を推進してまいります。今後、新たな進展等がございましたら、議会及び
市民の皆様へのご報告に努めてまいります。
公営住宅への対策につきましては、長寿命化を図るため計画的に改修をおこなっておりますが、
平成29年度は、市営住宅西坊城団地外壁塗装改修を実施してまいります。
防災対策としましては、
平成28年度末において、
市民向け・職員向け災害対策マニュアル等を盛り込んだ「
大和高田市地域防災計画」の改定業務が完了いたします。
平成29年度には、このマニュアルを活用して防災研修を実施し、平常時における
市民・職員のさらなる防災意識の強化・向上を図るとともに、有事の際には、被害を最小限にとどめられるよう、災害時を想定した防災訓練等を実施してまいります。
雨水対策の推進につきましては、災害に強い
まちづくりをめざし、引き続き浸水被害への対策をおこなってまいります。
平成29年度は、池田地内に雨水貯留施設整備工事を実施する予定です。
以上、
平成29年度の主な施策を申し上げた次第であります。
最後に、
市民の皆様、
議員各位からも広くご意見・ご提言をいただき、さらなるご理解とご協力を賜りますよう、心から
お願い申し上げ、
平成29年度の
施政方針といたします。
ご清聴ありがとうございました。
35
◯議長(
沢田洋子君) 暫時休憩します。
午前10時51分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 議第1号
平成29年度
大和高田市一般会計予算 外 24 件
午前11時5分再開
36
◯議長(
沢田洋子君) 休憩を解いて会議を再開します。
次に、日程第4、議第1号
平成29年度
大和高田市一般会計予算ほか議第2号から議第25号までの25
議案を一括して議題といたします。
議案の朗読を省略して、
市長の説明を求めます。
吉田市長。
〔
市長(
吉田誠克君)登壇〕
37
◯市長(
吉田誠克君) ただいま上程になりました
議案につきまして、その内容をご説明申し上げます。
最初に、議第1号から議第10号までは、
平成29年度一般会計
予算案をはじめとする各会計の当初予算であります。
先ほどの
施政方針に基づき、編成いたしました新年度予算の概要につきましてご説明申し上げます。
まず、一般会計についてであります。予算総額は235億円で、前年度予算と比較しますと、2億2,000万円の減、率にして0.9%の減となっております。
歳出の主な内容でございますが、義務的経費のうち、人件費では退職手当を含む職員人件費において約2,300万円減少しており、人件費総額では対前年度、約7,700万円の減となっております。
次に、扶助費では、
子ども医療費助成や障害者自立支援給付事業の拡充などで社会保障の充実を図り、扶助費総額では対前年度、約1億5,200万円の増となったものでございます。
また、公債費におきましては、借換債を除きます前年度比較で約9,600万円の減となったものでございます。
次に、投資的経費につきましては、本郷大中線街路事業1億400万円、
大和高田当麻線街路事業1億4,000万円、雨水貯留施設整備事業6,800万円など、重点事業への
予算措置を図ったものでございます。
次に、新規施策といたしまして、公共施設のトイレ洋式化に要します経費5,200万円、
空家等対策計画の策定に要する経費860万円、「
こども食堂」活動への支援に要する経費70万円などを予算計上いたし、
市民生活の充実を図るものでございます。
また、
平成29年度は市制70周年を迎えるところであり、その
記念式典の実施に要する経費やテレビ等の公開番組の招致に要する経費などを予算計上いたしております。
次に、歳入でございますが、
市税収入において、個人の課税所得の減少等が要因となりまして、前年度より1,500万円の減収見込みとなりましたが、地方交付税、臨時財政対策債などで必要となります一般財源の確保を図ったところでございます。
次に、国民健康保険事業特別会計についてであります。予算総額は96億3,280万円で、後期
高齢者支援金の減少などによりまして、対前年度3,270万円の減となっております。
次に、国民健康保険天満診療所特別会計であります。予算総額は1億3,030万円で、前年度より320万円の減となっております。
次に、住宅新築資金等貸付金特別会計であります。予算総額は1,810万円で、公債費の減少によります、対前年度240万円の減となっております。
次に、駐車場事業特別会計であります。予算総額は2,000万円で、公債費の減少によります、対前年度1,130万円の減となっております。
次に、介護保険事業特別会計についてであります。予算総額は63億2,300万円で、保険給付費と地域支援事業費の増加が影響いたしまして、対前年度4億9,660万円の増となっております。
なお、
平成29年度は、
平成30年度からの第7期介護保険事業計画の策定に要する経費300万円を予算計上いたしております。
次に、後期
高齢者医療保険事業特別会計であります。予算総額は7億6,540万円で、県広域連合負担金の増加により対前年度4,160万円の増となっております。
次に、水道事業会計であります。予算総額は、収益的支出と資本的支出の合計で24億4,440万円となり、前年度より1億7,380万円の減となっておりますが、建設改良費などにおいて、水道水の安定供給のため、所要の
予算措置を講じております。
次に、下水道事業会計であります。本会計は
平成29年度より、公営企業法を適用した企業会計へ移行しており、その予算総額は収益的支出と資本的支出の合計で36億8,600万円となっております。未整備地区の早期完成を目指し、事業の進捗に取り組むものであります。
次に、病院事業会計についてであります。予算総額は、収益的支出と資本的支出の合計で、82億5,950万円となり、対前年度1億4,150万円の増となっております。地域医療のかなめとして、より良質な医療を提供することができるよう、病院事業のさらなる充実に努めてまいります。
以上、一般会計をはじめとする全会計につきまして、その概要をご説明申し上げた次第であります。
続きまして、議第11号から議第16号までの
平成28年度
補正予算案についてご説明申し上げます。
一般会計補正予算におきましては、総額5憶9,230万円の増額補正となっております。
主な内容といたしましては、高田中学校体育館増改築事業費2億940万円、生活
保護扶助費9,800万円、国民健康保険事業会計への繰出金8,300万円、病院事業会計への
補助金7,200万円などの
予算措置を講じております。
次に、国民健康保険事業特別会計補正予算につきましては、前年度の国庫支出金の精算に伴う増額補正や後期
高齢者支援金及び共同事業拠出金の額の確定に伴います減額補正など、総額で1億8,040万円の減額となる
予算措置を講じております。
次に、国民健康保険天満診療所特別会計補正予算については、いただきましたふるさと寄附金を活用いたしまして、診療所用備品を購入するため、30万円の増額となる
予算措置を講じております。
次に、下水道事業特別会計補正予算では、国庫補助事業の交付決定に合わせて補助事業費の減額補正を行うなど、総額で1億7,500万円の減額となる
予算措置を講じております。
次に、介護保険事業特別会計補正予算では、介護保険
システム改修事業の繰越明許に関する
予算措置を講じております。
次に、病院事業会計補正予算では、収益的支出において、入院患者の増加に伴います薬品費の増額補正や途中退職者や育児休業取得者の増加に伴います職員人件費の減額補正など、総額で830万円の減額となる
予算措置を講じております。
続きまして、
条例案件についてご説明申し上げます。
議第17号
大和高田市個人情報
保護条例の一部改正についてであります。関係法令の改正に伴いまして、引用する条項について所要の規定の整備を行うものでございます。
次に、議第18号職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び
大和高田市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてであります。関係法令の施行に伴います育児休業等の対象となる子の範囲を見直すなど所要の規定の整備を行うものでございます。
次に、議第19号
大和高田市税賦課徴収条例等の一部改正についてでございます。関係法令の公布に伴います個人
市民税における住宅ローン制度の適用期限の延長や軽四輪等のグリーン化特例の延長などについて、所要の規定の整備を行うものでございます。
次に、議第20号
大和高田市歯と口腔の健康づくり推進条例の制定についてであります。関係法令の趣旨を踏まえまして、
市民の歯と口腔の健康づくりの推進に係る
基本理念を定めるものであります。
次に、議第21号
大和高田市立高田商業高等学校授業料等徴収条例の一部改正についてであります。高等学校就学支援金に関する認定事務と授業料徴収事務との相違を解消するため、授業料を月額表示にするなど所要の規定の整備を行うものでございます。
次に、議第22号につきましては、訴訟の提起に関する
案件であり、本市が占有しているクリーン
センター敷地について、訴訟の相手方に対し時効取得を原因とする移転登記手続を求めるものでございます。
次に、議第23号につきましては、損害賠償の額の決定及び和解に関する
案件であり、公用車によります自動車物損事故についての損害を賠償するものであります。
最後に、議第24号、第25号につきましては、総合福祉会館、高田温泉さくら荘の
指定管理者として社会福祉
協議会を引き続き指定するものでございます。
ただいま、一括上程になりました
議案について、その概要を申し上げた次第でございます。よろしくご審議の上、議決を賜りますよう
お願いを申し上げます。
38
◯議長(
沢田洋子君) ただいま、
市長から、議第26
号市道の認定についてほか、議第27号及び議第28号の3
議案が提出されました。
おはかりいたします。
この際、議第26号ほか、議第27号及び議第28号の3
議案を日程に追加し、議題といたしたいと存じますがご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
39
◯議長(
沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、議第26号ほか、議第27号及び議第28号の3
議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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日程追加 議第26
号市道の認定について 外 2 件
40
◯議長(
沢田洋子君) 議第26
号市道の認定についてほか議第27号及び議第28号の3
議案を一括して議題といたします。
議案の朗読を省略して、
市長の説明を求めます。
吉田市長。
〔
市長(
吉田誠克君)登壇〕
41
◯市長(
吉田誠克君) ただいま上程になりました
議案につきまして、その内容をご説明申し上げます。
本3
議案につきましては、道路の適正な管理と
道路網の整備を図るため議決を求めるところでございます。
最初に、議第26
号市道の認定につきましては、高530号線ほか5路線を新たに市道として認定するものでございます。
次に、議第27
号市道の変更につきましては、高209号線・天2号線の起終点を見直すものでございます。
最後に、議第28
号市道の廃止につきましては、高132号線ほか3路線を他の公道と重複していることなどから市道として認定していた路線を廃止するものでございます。
ただいま上程となりました
議案につきまして、その概要を申し上げた次第でございます。
よろしくご審議の上、議決賜りますよう
お願い申し上げます。
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42
◯議長(
沢田洋子君) おはかりいたします。
本日の会議はこれで打ち切り、あすから3月5日まで休会とし、3月6日に再開いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43
◯議長(
沢田洋子君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
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44
◯議長(
沢田洋子君) 本日は、これをもって延会いたします。
午前11時19分延会
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